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なんでも学べる学校図書館
清教学園中高の学校図書館「リブラリア」の目標は、「なんでも学べる学校図書館」をつくることです。誰にだって、自分だけの興味や関心、学びたいことがあるもの。それは、その人だけがもつ大切な「賜物(たまもの)」です。その賜物をみつけ、磨き、光り輝かせるためのサポートを、リブラリアは担っています。
生徒それぞれが研究テーマを設定する探究学習、「卒業論文『なんでやねん』」をはじめとする授業から、普段のレクリエーションとしての読書まで。中・高ともに全国有数の利用率を誇るリブラリアで、清教生は様々な本や知識、人生をかけるようなテーマと出会い、自らの進路を開拓していきました。
生徒の興味関心に応じて収集した充実の蔵書構成と、ユニークな授業や生徒主体の企画。そして、人と本をつなぐことに長けた学校司書・司書教諭の先生たちが、みなさんを待っています。
※音声が流れます。
施設概要
メッセージ
図書館は来る人間に、
「こんな人間になりなさい」なんて決めない
「こんな人間になりたい」
「こんなことを学びたい」
という志の手助けをしたい
総合図書館 清教リブラリア
館長 片岡 則夫
リブラリアの一日
LIBRARIA
施設概要(2022年度時点)
LIBRARIA INFO
名 称 | 総合図書館 清教リブラリア |
所在地 | 〒586-8585 大阪府河内長野市末広町623 Tel:0721-62-6828(内線28、29) HP:https://www.seikyo.ed.jp/ ツイッター:https://twitter.com/seikyolibraria 理事長:井上良作 中学/高校 校長:森野章二 中学/高校 副校長:菊岡秀行 中学教頭:西村優子 高校教頭:慎繁範 図書館教育:片岡則夫(探究科教諭)・山根美智子(司書)・南百合絵(司書教諭)・ 山﨑勇気(司書教諭)・上河博美(非常勤司書)・前野昌子(非常勤司書) |
生徒数(2022年度) | 中学校 453名(1年150名 2年151名 3年152名) 高等学校 1245名(1年441名 2年414名 3年390名) 総生徒数 1698名(昨年度1654名) 職員数 147名(昨年度153名) 利用者合計 1845名(昨年度1807名) |
学級数 | 中学校12学級 高等学校31学級 合計43学級 |
設 置 | 2002年4月(「総合図書館清教リブラリア」として現在の位置で開館) |
図書館 | 床面積:約256㎡ (カウンター・司書室を含む) 座席数:20席 書庫(スタディホール・ホール上) 業務端末:7台 生徒検索端末:2台 無線LAN iPad:3台 蔵書管理システム:LibMax(ソフテック) 図書館発注システム:TOOLi-S(TRC) |
総合学習室 | 床面積:約98.2㎡ 座席数:44席 生徒用PC:45台 無線LAN |
ラーニングコモンズ | 座席数:96席 生徒用情報端末:Chromebook 160台 |
沿 革
HISTORY
2002年
(平成14年)
- 現在地に図書館が移転。天井の高いホールを区切り、1階に図書館、2階に120席のスタディーホールが生まれる。
同時に、それまで図書館であった教室が、総合学習室としてリニューアル。
2007年
(平成19年)
- 専任司書教諭着任、探究科創設・専任教諭着任
- 事業報告の刊行・統計資料の充実開始
- 総合学習等で年間約400時間の利用
- 図書の廃棄基準を定め、1176冊を除籍
2008年
(平成20年)
- 蔵書管理に「ライブマックス」、書誌情報のために「Tooli-S」を導入
- レファレンス資料用の低書架を増設、スタディホールに書庫増設
- レファレンス低書架を増設、文庫棚・ビデオ棚・傾斜棚を導入
- 生徒用検索端末2台を設置
- 貸出冊数を2冊から5冊に増加
2009年
(平成21年)
- 貸出冊数32278冊、2006年度と比較しておよそ10倍弱
- 年度当初のオリエテーション開始
- 貸出冊数を5冊から10冊に増加
- 図書購入の見計らい開始
- 雑誌棚を新設、L型低書架スタディーホールに導入、総合学習室文具棚を改造
- 第13回「図書館を使った調べる学習賞コンクール」探究科論文が文部科学大臣奨励賞・活字文化推進会議賞を受賞
2010年
(平成22年)
- 大阪府下貸出冊数一位を記録
- 貸出冊数を10冊から20冊に増加
- 第14回「図書館を使った調べる学習賞コンクール」探究科論文が文部科学大臣賞・日本児童図書出版協会賞を受賞
- 「NRI学生小論文コンテスト2010」にて探究科論文が大賞受賞
2011年
(平成23年)
- 清教学園60周年記念事業「『探究的な学習』が賜物を生かす」開催
- 文部科学省「読書活動優秀実践校」表彰
2012年
(平成24年)
- 貸出冊数が増加、4万冊を突破
- 「がんばった学校支援事業」補助金交付
- 「図書館を使った調べる学習コンクール」受賞
- 読売新聞「教育ルネサンス」(全国版)掲載
- 中学新入生向けの「すくど文庫」はじまる
2013年
(平成25年)
- 文部科学省委託助成研究が終了
- 『なんでも学べる学校図書館をつくる』少年写真新聞社より出版
- 国際子ども図書館「調べものの部屋プロジェクト」への参加
2014年
(平成26年)
- 第44回「学校図書館賞」大賞を受賞
- 図書館振興財団の助成決定:デジタルアーカイブ化はじまる
- スタディーホールに書架を増設:収納量3000冊増
- 学級文庫「すくどの本」を中学各教室に設置:3000冊が読まれる
2015年
(平成27年)
- 第9回高橋松之助記念「朝の読書大賞」を受賞
- 生徒作品のデジタルアーカイブ化が実現
- 第17回図書館総合展にブース出展
- 国会図書館「レファレンス協同データベース」に参加
- ツイッターによる情報発信を開始
2016年
(平成28年)
- ポスターセッションによる中学卒業研究発表会を開催
- ラーニングコモンズ開室
- 「本をつなげるプロジェクト」はじまる
- リブラリア書架・総合的学習室ロッカーを各種賞金で増設
- 「図書館を使った調べる学習コンクール」9年連続入賞
- 教育課程の変更により探究科終了
2017年
(平成29年)
- リブラリア訪問者数累計1100名を突破
- 清教学園幼稚園生による「リブラリア探険」開始
- 『なんでも学べる学校図書館をつくる2』少年写真新聞社より出版
- ラーニングコモンズ本格稼働 利用者約3000名
- 有志探究活動「清教アカデミカ」はじまる
- 統計グラフコンクールに初入賞
2018年
(平成30年)
- 訪問者新記録・累計1300名を突破
- 講談社現代新書『中高生からの論文入門』発刊
- 『探究科の記録2008~2016』まとまる
- 中3卒業研究“論文形式”に進化
- 私学教育研究所委託研究決定
2019年
(令和元年)
- 新型コロナウイルスの影響甚大:3月休館・卒業論文発表会中止
- 私学教育研究所委託研究実施
- 小学生向け「夏休み調べ学習教室」 初の開催
2020年
(令和2年)
- 10年来の課題「蔵書スペースの限界」:総合的学習室の図書館化を提案
- 文部科学省の学校図書館事例集にWeb公開される
- コロナ禍とリブラリア:開館日数減少の中で工夫続く
①WebOPAC構築と予約サービス開始
②トークライブ & 動画配信企画
③全国の県立・私立の学校図書館との連携行事「ほんトーク」中学編、高校編開催 - 図書館総合展オンラインに出展。来場者200名以上を越える
2021年
(令和3年)
- 貸出冊数回復:清教中は公立中の5.6倍
- 卒業論文「なんでやねん」の授業から『マイテーマの探し方:探究学習ってどうやるの』生まれる
- 文科省「令和3年度学校図書館の活性化に向けた調査研究」事業実施校として指定・研究・報告
- 全国の学校図書館との連携行事「ほんトーク」、学図研ニュースに掲載
- 図書館の配架は飽和状態一層深刻化
2022年
(令和4年)
- 清教学園リブラリアが「Library of the Year 2022」の第二次選考対象に
- 高校生への資料支援が放送大学の映像授業教材に
- 卒業論文研究発表会(中学) 4年ぶりの対面発表会を実施