学校図書館と探究学習の関わり

学校図書館で学ぶ探究学習

「○○先輩の論文ありますか?」

と聞かれることもあるリブラリア。
本棚を眺めると、生徒が書いた卒業論文や創作物語がすぐに目に飛び込んできます。

それら生徒作品は、学校図書館を使う探究的な学びのカリキュラムの成果物。
リブラリア・カリキュラム」と冠した、一連の授業で作られた作品です。

一般書や学術書の隣に、生徒の論文が並ぶ本棚

カリキュラムの基本方針は、
「自分でテーマを決める」
「図書館を使って学ぶ」こと。

生徒自身が興味ある題材を考え、自分でテーマを決めるからこそ、主体的な学びが生まれます。
そのような学びを、「なんでも学べる」場である学校図書館がサポートします。
生徒の多様な興味・関心から生まれた探究活動は、多様な図書館の本があるからこそ実現するのです。
探究的な学びの過程では、生徒自身もまた研究者や創作者となります。

そこで生み出された論文やレポートは図書館の蔵書となり、後輩に読み継がれます。
専門家が書いた本に学び、自分もまた誰かのために役立つ研究成果を残す。
情報を手に入れるだけでなく、新たな情報を生み出し社会に差し出す人にもなる。
そんな探究学習に、図書館をあげて取り組んでいます。